メニュー

じんましん・湿疹について

かゆみのある赤くて膨らんだ発疹で、症状は一時的です。
原因としては食物アレルギーが有名ですが、感染症や温熱・冷感刺激、物理的刺激など多数あります。

こんな場合は救急車を呼んでください

食べ物を食べてから数時間以内に、連続する咳やゼイゼイが出現したり、繰り返し嘔吐し、意識が悪い時。

乳児湿疹について

新生児期から乳児期にみられる湿疹で、生後3~4か月頃までに自然によくなってきます。
治療はスキンケアが第一で、赤ちゃん用せっけんでやさしく洗い、保湿する事が重要です。
特に、赤ちゃんが生まれた直後から皮膚の保湿を続けると、アトピー性皮膚炎になるリスクを約3割下げられる事が分かっています。

(Horimukai K et al., J Allergy Clin Immunol. 2014)

アトピー性皮膚炎について

2か月以上持続する、アレルギーが原因の慢性的な湿疹です。
スキンケア、薬物療法、悪化要因の対策の3つが治療の基本となります。

実際の治療について

まず最初にステロイドの外用剤を使用したり、感染が合併している場合は抗生物質を併用するなどして、すべすべお肌の状態をめざします。これを「寛解導入」といいます。その後は、すべすべのお肌を維持する事を目標とします。保湿剤だけで足りない場合は、プロアクティブ療法(症状が良くなったあとも計画的に抗炎症薬を塗って悪化を防ぐ治療法)を行います。治療を開始すると、多くの方はすぐに見た目がきれいになりますが、深部ではまだ炎症が残っているため、治療をやめてしまうと湿疹がまた再燃する事が多いです。薬の使用間隔を患者さんの状態に応じて調整しながら減らすことで薬の副作用を避けながら、良いお肌の状態を維持できるようにしていきます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME